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古代ローマ アウレウス金貨 共和制ローマ 49-44BC ユリウス・カエサル

1. ユリウス・カエサルの歴史的価値

紀元前46年カエサルの主要な側近のアウルス・ヒルティウスは古代ローマの高級政務官の一つの法務官となります。
カエサル承知の上で法務官ヒルティウスの元で作られたアウレウス金貨です。
後のアウグゥストゥスの時代になると、宣伝も兼ねて本人の肖像を描いたアウレウス金貨が多様なデザインで作られますが、この金貨は、ベールに包まれた女性(ピエタスまたはウェスタらしい)が描かれています。

カエサル本人の肖像と言われる貨幣もいくらか存在しますが、この頃のローマでは存命中の本人の肖像ずばりを描くのはまだ一般的ではなかった模様。C CAESARと名前が記されています。

ヒルティウスは、カエサルが暗殺された翌年、執政官に就任。当初はアントニウスを支持していましたが、カエサルが実質的な後継者として遺言で指名したオクタヴィアヌスと

その後協力的な関係となり前43年3月モデナでアントニウスと交戦し破ったが、ヒルティスは戦死。・・・・・その後、彼の同僚執政官パンサも数日後に死去し、オクタヴィアヌスとアントニウスがローマの支配者となった。

カエサルと彼を取り巻く人々の物語や凱旋式の熱狂、そして古代ローマで金貨を手にした人の喜びに想像をめぐらせると、まさしく世界史の重要な1ページを手にする感じのロマンあふれるコインですね

かつて、ローマの伝統では生前の人物をお金幣に刻むことはタブーでした自らの権力を誇示するために肖像がデザインされている。

2. コインのデザインと象徴性

ユリウス・カエサル、3度目の執政官 (紀元前46年) と法務官のアウルス・ヒルティウス。元ジュエリー

6055572-004-1024x1024 古代ローマ アウレウス金貨 共和制ローマ 49-44BC ユリウス・カエサル

表面(オベルト):アウレウス金貨 AV Aureus 46BC ローマ鋳 ピエタス神/神器(古代ローマでは国=家族という考えがあった為、女神ヴェスタが崇拝されていた。その為金貨にも採用されたと推測される)
C•CAESAR COS•TER(ガイウス・カエサル 3度目の執政官)

6055572-004R@150x146-1 古代ローマ アウレウス金貨 共和制ローマ 49-44BC ユリウス・カエサル

裏面(リバース) : **裏面:刻印は左から「お金」「水差し」「斧」
A•HIRTIVS•PR(執政官アウルス・ヒルティウス)

古代ローマにてカエサルの各地での勝利を祝って鋳造された金貨。

表面:ベールに包まれた女性 (ピエタスまたはウェスタらしい)

碑文:C・CAESAR  COS・TER ガイウス・ユリウス・カエサル 執政官 (CONSUL,コンスル) 3回目

裏面:斧と道具


3. コレクター&投資家にとっての魅力

希少性:発行枚数不明のだがMSクラスになると一気に希少性は増す。
資産価値:MSは1千万行かないくらいが相場。600〜800万円程度、AUは〜500万円程度
今回のコインはCH VFでトータル鑑定枚数も70枚程度。上位グレードが200枚程度存在するため、割と多い部類に入る。

保全としての位置付けが良いため価格はXXX円程度となります

4. このコインの特徴(NGC Ch VF 5/5 2/5 ex-jewelry)

ストライク: 5/5 → 思いつきな打刻(デザイン

表面:2/5 → 元ジュエリー(ジュエリー加工されていた)

5. まとめ

この金貨はカエサルの歴史の偉業を象徴する逸品であり、古代

この重量は、カエサル時代のアウレウスとして適正で、ローマ帝国初期のもの(7.8g前後)とも一致します。 状態(NGC Ch VF 5/5 2/5 ex-jewelry)を適正にすると、コレクター向けとして一定の価値があります。

 

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アンティークコインの魅力に取り憑かれ様々な人に意見を聞きながらコイン本来の資産価値や芸術性の価値両面に見せられ収集を始める。 以前に比べコインの価格が上がることと共に本当に資産として価値のあるコインとは何かを考えるようになった。 絶対的に希少性と人気がないと資産性の面では劣ってしまうが実は銀貨にこそ魅力があることに気づき今ではすっかり銀貨に。 アンティークコインにメリットデメリットはありますがそれぞれに合った最高を提案させていただきたいと思います

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