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アジア市場に熱狂!中国近代コインが1億5,500万円で落札

2025年4月に開催された「Stack’s Bowers & Ponterio 春季香港オークション」は、アジアのアンティークコイン市場において注目を集めました。特に張作霖(ちょう さくりん、Chang Tso-lin)を描いた銀貨が102万ドル(約1億5,500万円)で落札され話題となった。


張作霖(ムクデン・タイガー)とは?

張作霖(1875年–1928年)は、中国東北部(旧満州)を支配した軍閥の指導者。「ムクデン・タイガー(Mukden Tiger)」の異名を持つ彼は清朝末期から中華民国初期にかけて東北地方で強大な勢力を築き、政治的・軍事的に重要な役割を果たした。1928年に日本の関東軍によって暗殺されるまで、彼の影響力は中国全土に及んだ。


オークションのハイライト:張作霖銀貨

今回のオークションで最も注目されたのは、張作霖の肖像が描かれた1928年発行の銀貨(Lot 40185)。このコインは、彼の死去と同年に発行されたもので歴史的価値が高くコレクターの間で非常に希少とされています。落札価格は102万ドル(約1億5,500万円)に達し事前予想を大きく上回る結果となった。 Stack’s Bowers+2coinagemag.com+2coinweek.com+2

Chang-Tso-lina アジア市場に熱狂!中国近代コインが1億5,500万円で落札

その他の注目コイン

オークションでは、他にも以下のような高額落札がありました:

  • 金製ドラゴン&孔雀20ドル金貨(Lot 40070):39万6,000ドル(約6,000万円)numisbids.com+15グリーンシート+15グリーンシート+15
  • 金製クーピング・テール(Lot 40155):52万8,000ドル(約8,000万円)
  • パビリオン・ダラー金貨(Lot 40159):38万4,000ドル(約5,800万円)

これらのコインは、いずれも中国近代史に関連するデザインや背景を持ち、コレクターから高い評価を受けています。


市場の動向と今後の展望

今回のオークションは、総落札額が2,180万ドル(約33億円)を超え、アジアのアンティークコイン市場の活況を示しました。特に、中国近代史に関連するコインへの関心が高まっており、今後もこの傾向は続くと予想されます。投資家やコレクターにとって、歴史的背景や希少性を持つコインは、資産価値の面でも注目すべき対象となっています。


🔗 参考リンク

  • Stack’s Bowers & Ponterio 春季香港オークション公式ページ:
    Stack’s Bowers
  • CoinWeekによるオークション結果の詳細レポート:
    coinweek.com

 

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アンティークコインの魅力に取り憑かれ様々な人に意見を聞きながらコイン本来の資産価値や芸術性の価値両面に見せられ収集を始める。 以前に比べコインの価格が上がることと共に本当に資産として価値のあるコインとは何かを考えるようになった。 絶対的に希少性と人気がないと資産性の面では劣ってしまうが実は銀貨にこそ魅力があることに気づき今ではすっかり銀貨に。 アンティークコインにメリットデメリットはありますがそれぞれに合った最高を提案させていただきたいと思います

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